夏場の繁忙期が近づく中、韓国の消費者にとって航空券料金の負担は依然として大きいままだ。複合的な要因によって供給が抑えられており、需要に比べ供給の回復が遅れ航空券の価格は下がる兆しを見せない。特に空港で働く人材の不足が航空券価格に影響しているという分析も出ている。
航空会社は夏季スケジュールに合わせて新型コロナウイルスのため運行停止していた路線を再開している。
大韓航空とアシアナ航空は、米国と欧州路線を来月までに順次復活させる。エアプレミアもロサンゼルス・ニューヨーク・フランクフルト線に就航し、2強体制に挑戦状を突きつけた。
近距離はもちろん中・長距離路線まで航空路が大きく開かれたが、航空券の価格は依然として高い。
夏の繁忙期が本格的に始まる7月1日、大韓航空のロサンゼルス片道航空券は175万ウォン(約17万8000円)だ。アシアナ航空は片道が180万ウォン(約18万3000円)まで高騰した。同日、大韓航空のマドリード、アシアナ航空のバルセロナ路線は140万ウォン(約14万2300円)台で購入できる。
予約プラットフォームであるネイバー航空券でロサンゼルス行きの航空券の最低価格は100万ウォンレベルだが、経由便のため所要時間が長いと30~40時間に達する。スペイン行きの航空券の価格も70万台に下がるが事情は同様だ。直航便だとロサンゼルスは約11時間、バルセロナ・マドリードは約13時間だ。
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