韓国で、車にひかれてけがをした猫を保護するため現場に駆けつけた清掃会社の従業員が、その猫を殺したとして警察に告発される事件があった。
事件が発生したのは9日午後。仁川市西区(インチョンシ・ソグ)の関係者から清掃会社に「猫を保護してほしい」という通報があり、60代男性従業員とその同僚が現場に向かった。だが、到着した二人は猫を病院に運ぶことなく、作業道具を使って殺害した疑い。
この事実が明らかになると、西区のオンライン民間窓口には従業員の厳罰を求める声が相次いだ。
従業員らは「猫がひどく傷ついて痛がっており、病院に行く前に死亡すると思ったので安楽死させた」と説明している。
だが、動物保護法では、公共の場で動物を殺すことは禁止されており、専門家は動物保護法の規定に明らかに反していると指摘している。
動物保護団体「カラ」は13日、従業員を動物保護法違反で処罰するよう警察に告発状を提出した。
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