2026 年 4月 3日 (金)
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韓国・美術オークション最高額更新、奈良美智作品が150億ウォン…草間彌生作品とともに高額落札で日本の存在感

Lot. 38, 奈良美智 1959-, , 2016. Acrylic on canvas, 194 × 162cm=ソウルオークション提供(c)news1

韓国の美術品オークション市場で過去最高額が更新された。ソウルオークションは3月31日、日本の現代美術家・奈良美智の作品が150億ウォン(約16億5000万円)で落札されたと発表した。

最高額を記録したのは、2016年制作の「Nothing about it」。これまでの国内最高記録だった、2025年11月に同オークションでマルク・シャガールの作品「花束」が記録した約94億ウォンを大きく上回った。大型キャンバスに描かれた少女像が、国内コレクターの強い関心を集めたとみられる。

奈良の作品に登場する子どものモチーフは、単なるキャラクターではなく、純粋さと反抗、そして現代人の内面に潜む孤独を象徴する存在とされる。愛らしい外見の裏に緊張感や批評性を内包する表現が評価されている。

一方、日本の前衛芸術家・草間彌生の代表的シリーズ「Pumpkin(2015)」も104億5000万ウォン(約11億4950万円)で落札され、国内取引としては同作家の最高額を更新するとともに、全体でも歴代2位となった。

今回の結果について、オークション関係者は「奈良美智と草間彌生という二人の巨匠が並んで1位、2位を記録し、韓国の美術市場が新たな局面に入ったことを示している」と述べた。

同日のオークションはソウル・江南センターで開かれ、計104点が出品された。落札総額は510億~750億ウォン(約56億1000万円~約82億5000万円)規模とされている。今回の高額落札は、国際的に評価の高い日本現代美術の存在感とともに、韓国のコレクター層の購買力の高まりを改めて示す結果となった。

(c)news1

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