韓国で2023年、精神疾患による労災申請が684件に上り、4年前(2019年・313件)の2倍以上増えたことが雇用労働省の資料でわかった。
精神疾患労災申請は2014年が135件だったのが2018年に233件となり、初めて200件を超えた。その後、増え続ける傾向にあり、▽2019年313件▽2020年561件▽2021年696件▽2022年657件▽2023年684件だった。
今年も8月までに集計された申請件数が539件に達する。
ただ、承認率は停滞している。2019年の精神疾患労災承認率は68.1%であったが、▽2020年67.0%▽2021年70.5%▽2022年64.5%▽2023年65.8%だった。昨年の承認率は2019年比2.3ポイント低くなった。今年は8月までの57.3%だ。
昨年の精神疾患労災申請を症状別に調べれば、適応障害が307件で最も多く、2019年(85件)より4倍近く増えた。これにうつ病(141件)、不安障害(64件)、その他(64件)、心的外傷後ストレス障害(59件)、急性ストレス障害(49件)が続いた。
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