韓国で法定感染症2級に分類された百日ぜきの患者が急速に増えている。特に慶尚南道(キョンサンナムド)の一部では保育園と小学校を中心に患者数が急激に増え、保健当局が対応を続けている。
疾病管理庁によると、11月の百日ぜきの患者数は112人で、10月(29人)に比べて約3.8倍急増した。8月は8人、9月は10人だったが、その後一気に増えた。
百日ぜきは、百日咳菌に感染して発生する呼吸器疾患で、夏と秋に発病が増加するのが特徴。だが今シーズンは夏に流行しなかったのに冬季に入って急速に広がっている。
感染すると、初期には▽鼻水▽結膜炎▽涙▽軽い咳▽発熱――などの症状が表れ、せきが次第にひどくなる。その末におう吐したり、たんが出たりする。
中期に入ると、鼻からの出血や硬膜下出血に至ることもある。
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