韓国の現代(ヒョンデ)自動車傘下「ボストン・ダイナミクス」が開発した4足歩行ロボット「スポット」(SPOT)がBMWの工場に投入される。
BMWグループがスポットを導入したのは英国バーミンガム郊外にある工場。テストに約1年かかった。
その工場ではBMWの最新型3気筒と4気筒のガソリンエンジンや主要部品を加工生産。2001年に稼動を始め、現在1600人余りが働いている。
スポットはセンサーで動き、工場の隅々を巡回。メンテナンスを支援する一方、工場と同じ環境を具現する仮想模型データを収集する。
ボストンダイナミックスのマルコ・ダ・シルバ開発責任者は「工場の環境は4足歩行ロボットが検査するのに適した環境だ」と話す。BMW関係者は「スポットは膨大な量の維持管理作業をこなせる。収集したデータを活用する上で中枢的な役割を果たすだろう」と述べた。
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