2024 年 11月 27日 (水)
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韓国・現代自動車グループ、アフリカ進出増やす…政府も「側面的支援」

現代自動車ジンバブエ支社を訪れ、現地支社長と挨拶を交わすパク・チェギョン駐ジンバブエ大使(写真=現代自動車ジンバブエ支社提供)(c)NEWSIS

韓国・現代自動車グループがファーストムーバー(先駆者)戦略としてアフリカ市場攻略に積極的に乗り出す中、政府も側面的な支援に乗り出す。

パク・チェギョン駐ジンバブエ大使は最近、ジンバブエ現地にある現代自動車支社を訪問し、ロイド・シャリ支社長と会い、現代自動車ブランドの強化と成長案について話し合った。

パク大使は外務官僚で、今年6月に駐ジンバブエ大使に赴任した。続いて、ジンバブエのチウェンガ副大統領を表敬訪問し、両国の経済協力について話し合った。

アフリカは13億人の人口を持つ巨大市場だが、まだ経済発展段階が高くない。完成車市場もまだ成熟していないが、現代自動車グループはアフリカ市場で急速に影響力を高めている。

ジンバブエは現代自動車グループが進出したアフリカ諸国の一つだ。現代自動車グループは昨年、アフリカ・中東市場での販売台数は49万台で、今年の目標はこれより12%多い55万台に設定した。

現代自動車グループはすでに南アフリカ共和国、エチオピアなどに半組立製品(CKD)工場も運営している。昨年はガーナで現地協力会社とともに現代自動車と起亜(キア)自動車がそれぞれ年産5000台、8800台規模のCKD工場の稼動を開始した。ここでツーソン、サンタフェ、スポーテージ、セルトスなど主要スポーツ実用車(SUV)モデルを生産する。

ソン・ホソン起亜社長は昨年9月、南アフリカ共和国、モザンビーク、ジンバブエの3カ国を訪問した。2030釜山万博誘致支援のための特使資格だったが、各国政府関係者に会って現地事業と投資についても意見を交わしたという。

業界関係者は「アフリカの人口は2030年頃には20億人以上に増加し、購買力を備えた中産層も5億人に達すると予想される。現代自動車グループだけでなくトヨタ、フォルクスワーゲン、BMWなど主要グローバル完成車業界がアフリカ市場を先取りするために激しい競争を繰り広げている」と述べた。

ジンバブエは電気自動車バッテリーの核心素材であるリチウムの埋蔵量がアフリカで最も多い国だ。中国や英国、オーストラリアなどの鉱山会社がジンバブエリチウムに目をつけている。ファユコバルト、シノマインリソースグループ、チョンシンリチウムグループなど中国企業が最近、ジンバブエでリチウム鉱山を相次いで買収した。

(c)NEWSIS

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