2026 年 4月 11日 (土)
ホーム国際韓国・現代自動車が供給網再編…ホルムズ海峡回避でアフリカ迂回

韓国・現代自動車が供給網再編…ホルムズ海峡回避でアフリカ迂回

米ニューヨーク国際オートショーで発表するホセ・ムニョス社長兼CEO(c)news1

中東情勢の悪化によりホルムズ海峡の通航が不安定となる中、韓国の現代自動車がアフリカ南端を回る航路へと切り替え、グローバル供給網の再編に踏み出した。

米ブルームバーグ通信によると、同社はイラン情勢の影響で海峡通過が難しくなったことを受け、南アフリカの喜望峰を経由するルートへ輸送経路を変更した。

ホセ・ムニョス社長兼CEOはインタビューで、船舶を喜望峰経由に切り替えていると明らかにし、輸送時間が大幅に延びたと説明した。

今回の対応は単なる航路変更にとどまらず、供給網全体の見直しの一環とみられる。現代自動車は地政学リスクや関税、供給ショックに備え、生産や部品調達を地域ごとに分散する体制へ移行している。

特に欧州市場では、これまで韓国から輸送していた部品の現地調達比率を引き上げる方針で、ホルムズ海峡に依存した海上輸送からの脱却を図る狙いがある。

また、新型コロナウイルス禍以降、同社は在庫の積み増しや意思決定の迅速化にも取り組んできた。従来は年1回程度だった供給網会議も、現在は週単位で開かれているという。

ホセ・ムニョス氏は、供給と需要を継続的に調整して生産への影響を防いでいるとしつつ、これほど厳しい環境はこれまでになかったと述べた。

さらに同社は長期戦略として米国での生産拡大も進めている。2030年までに米国内の生産能力を約120万台に引き上げ、供給網の約80%を現地化する。

電動車戦略にも修正が加えられ、ジョージア州サバンナ工場では純電気自動車に加え、ハイブリッド車やレンジエクステンダー型電気自動車の生産も視野に入れている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular