2024 年 11月 28日 (木)
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韓国・現代自動車、マレーシアに700億円投資…ASEANでの地位強化

現代自動車がマレーシアで発売した「アイオニック6」の公開イベント=現代マレーシア(c)KOREA WAVE

韓国の現代自動車は26日、東南アジア諸国連合(ASEAN、加盟10カ国)域内での地位強化を目的に、2025年から2030年までの5年間に総額21億5900万リンギット(約733億円)をマレーシアに投資すると発表した。

現代自動車は現地パートナー企業である「イノコム」の生産施設を活用し、2025年中盤から多目的車(MPV)「スタリア」の委託生産を開始する予定だ。その後、委託生産のラインアップを現代自動車および高級車ブランド「ジェネシス」の中・大型SUVやMPVに拡大する。

最初は内燃機関モデルおよびハイブリッドモデルを中心に生産を始め、今後マレーシアの環境政策に対応する形で電気自動車(EV)の生産に移行する方針だ。現代自動車はまた、充電インフラの整備やバッテリー生産施設の構築を通じて、マレーシアにおける電気自動車エコシステムの成長を支援する。

委託生産される車両は、年間75万台規模のマレーシア国内市場向けに販売されるだけでなく、生産量の約30%が他の東南アジア諸国にも輸出される予定だ。

現代自動車は今回の投資について「拡大を続ける東南アジア市場、特にマレーシア市場の重要性を考慮した決定だ。雇用創出や現地人材の育成を通じて、地域経済および社会の発展に寄与する」としている。

(c)KOREA WAVE

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