2025 年 4月 1日 (火)
ホーム経済流通韓国・現代百貨店、レストラン街の売り上げが12.6%増加…“外食の新スポット”として注目

韓国・現代百貨店、レストラン街の売り上げが12.6%増加…“外食の新スポット”として注目

現代百貨店が提供した館内レストランのイメージ=現代百貨店提供(c)news1

韓国の大手百貨店・現代百貨店は27日、2025年1月1日から3月26日までの全国各店(狎鴎亭本店、貿易センター店など)におけるレストラン街の売り上げが前年同期比で12.6%増加したと発表した。

現代百貨店によると、レストラン街への来店が増えている主な理由は「快適で上質な屋内環境」だという。洗練されたインテリアやスムーズな駐車・移動動線などが好評を得ている。

特に30~40代の来店が顕著で、同年代の売り上げは31.7%増加。乳幼児向け休憩室や授乳室などの設備が整っており、子連れファミリー層の支持を集めていると分析される。

また、高騰する物価の中、百貨店のポイント制度やプロモーションを活用すれば、手頃な価格で食事ができる“コスパの良さ”も人気の要因だ。全国の有名飲食店が出店しており、メニューの多様性も魅力である。

かつては“高級レストラン街”のイメージが強かったが、物価上昇で外食費がかさむ現在、百貨店のレストラン街は「リーズナブルな外食スポット」として再評価されている。

また、食事をきっかけに他の売場で買い物をする「連動購買率」も高く、今年2月の調査では、夕食時間にレストラン街を利用した顧客の48.1%が当日中にファッション・雑貨・子ども用品などを購入したという。

現代百貨店はこれを受け、夕方以降(午後5時以降)に利用可能な「Dining Week(ダイニング・ウィーク)」を毎月開催。人気レストランの価格を40%割引するイベントで、3月の実施期間は3月28日から4月6日まで全国の各店舗で開催される。

現代百貨店の関係者は「美食に対する顧客の関心が高まっており、百貨店内のレストランに訪れる方が急増している」としている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular