2025 年 8月 13日 (水)
ホーム国際韓国・現代ロテム、2四半期営業利益が過去最高の2576億ウォン…輸出好調が追い風

韓国・現代ロテム、2四半期営業利益が過去最高の2576億ウォン…輸出好調が追い風

現代ロテムのK2戦車=現代ロテム提供(c)news1

韓国の大手防衛・鉄道・プラント企業である現代ロテムが2025年4~6月期において創業以来最大の営業利益を記録した。好調な防衛産業の輸出が業績を牽引した。

現代ロテムは8月5日、2025年第2四半期の連結決算(暫定)を公示し、売上高1兆4176億ウォン、営業利益2576億ウォンを記録したと明らかにした。いずれも前年同期比でそれぞれ29.5%、128.4%増加した。純利益も88%増の1896億ウォンに達した。

これにより、2025年上半期(1~6月)の累積売上高は2兆5937億ウォン(前年同期比40.8%増)、営業利益は4604億ウォン(同192.4%増)と大幅に伸びている。

事業部門別では、防衛ソリューション部門が1兆4193億ウォン、鉄道ソリューション部門が9299億ウォン、エコプラント部門が2466億ウォンとなった。エコプラントは前年同期比で16%減少した一方、防衛と鉄道はそれぞれ61%、39%の成長を見せた。

現代ロテムは、今回の好調な業績の背景について「輸出物量の増加による売り上げと利益の拡大」と説明している。営業利益ベースで過去最高だったのは直前の2025年1~3月期の2028億ウォンで、今回それを大きく上回った。

受注残高は2四半期時点で21兆6368億ウォンと、前期比5181億ウォン(2.4%)増加した。鉄道ソリューション部門では、首都圏広域鉄道大場弘大線の電車保守事業(1兆4000億ウォン)や、台湾台中市のブルーラインメトロ事業(4200億ウォン)など、2兆ウォン分の案件を新たに受注した。

さらに、今月1日に契約を締結したポーランド向けのK2戦車第2次供給契約(65億ドル相当)は、第3四半期の受注残高に計上される見込みで、さらなる増加が期待されている。

財務面でも健全性が維持されており、2四半期末の借入金は900億ウォン、現金及び現金等価物は5857億ウォンに達し、「無借金経営」方針を継続している。負債比率は134%で安定した水準となっている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular