2025 年 11月 11日 (火)
ホーム経済IT/メタバース韓国・現代ウィア、現代建設と「ロボット対応型駐車場」を開発

韓国・現代ウィア、現代建設と「ロボット対応型駐車場」を開発

ロボット対応型駐車ソリューション共同開発のための業務協約式=現代ウィア(c)KOREA WAVE

韓国の現代・起亜自動車グループの自動車部品メーカー「現代ウィア」が11月7日、現代建設と「ロボット駐車ソリューションに関する覚書(MOU)」を締結し、ロボット対応型駐車場の開発に乗り出す。

メガ・ニュース(MEGA News)のシン・ヨンビン記者の取材によると、現代建設のプロジェクト事業地の発掘・設計力に、現代ウィアの駐車ロボット技術を加え、新たな駐車ソリューションを開発する。

現代ウィアは今回の協業により、駐車ロボットの運用に最適化されたロボット専用駐車場を開発する。建築・設計段階から駐車ロボットの運用を考慮し、駐車空間や駐車ロボットの運用効率を最大化する。

現代建設は、駐車ロボットを導入する新規事業地を発掘し、駐車ロボット活用のためのカスタマイズ設計案を構想する。利用者の利便性を考慮した駐車ロボットの利用動線など、運用シナリオも企画する。

現代ウィアは、駐車ロボットおよび関連制御ソフトウェアを含むソリューションを提供するとともに、駐車ロボットの設置・運用のためのインフラ設計も担当する。

また、駐車ロボットのサービスシナリオやユーザーエクスペリエンス(UX)、ユーザーインターフェース(UI)などを現代建設と共同で開発し、駐車ロボット運用に必要な技術支援や関連教育も提供する。

現代ウィアはMOU締結に先立ち、義王研究所で駐車ロボットのデモンストレーションも開催した。新型駐車ロボットの実演を通じて、駐車ロボットの効率性と技術力を披露した。

現代ウィアは駐車ロボット事業の拡大に向けて、性能開発にも力を入れている。運搬可能な車両の最大重量を2.2トンから3.4トンに向上させたほか、50台以上の駐車ロボットを同時に制御できる「スマート管制システム」も開発した。

両社は今回の協業を通じて、2027年に竣工予定の新規事業地を手始めに、駐車ロボットの導入を拡大していく。

(c)KOREA WAVE

RELATED ARTICLES

Most Popular