大韓肉犬協会など食用犬肉の関連従事者らが11月30日、ソウル市龍山区(ヨンサンク)で「犬食用終息特別法」に反対する集会を開催した。大統領執務室のある龍山と農林水産大臣の自宅前に多数の犬を放とうとしたが阻止された。
協会などは「200万匹の犬を放す」と宣言し、実際にトラック30台に分乗して集会会場へ犬100匹を連れてきていた。参加者たちがトラックから降ろそうとすると警察がこれを制止し、しばらくいざこざが続いた。
警察は協会のパフォーマンスの予告を受け、検問所11カ所を設置し、会員が運転するトラックを捜索。無理に車で進入を試みた協会の会員3人が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。
会場付近には動物愛護団体の会員も集まり、トラックに積まれた犬たちの保護などを要求し、協会側ともみ合いになる場面も。結局、犬を積んだトラックは現場近くの駐車場に移動した。
肉犬協会のチュ・ヨンボン会長は「1000万人の国民の食べる権利を奪い、畜産犬飼育農民と従事者100万人の生存権を強奪する権利は誰にもない。犬食用終息特別法の成立が強行されれば、龍山に肉犬200万匹を放つという予告を実行する」と話した。
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