2025 年 12月 3日 (水)
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韓国・物価高時代の知恵…「社員で3000ウォンずつ出し合って豪華ランチ」

ボベドリーム(c)NEWSIS

高騰する物価に悩まされる中、韓国で職場の同僚たちと一人3000ウォン(約330円)ずつ出し合い手作りランチを作る取り組みが、インターネット上で大きな注目を集めている。

韓国のオンライン掲示板「ボベドリーム」に11月28日、「職場で3000ウォンずつ出して食べるランチ、今日は東坡肉(トンポーロー)」と題した投稿が掲載された。投稿には、食材の下ごしらえから調理、盛り付けに至るまでの詳細な写真が添えられていた。

この投稿は、昨年9月に始まった「3000ウォンランチシリーズ」の一環で、初回は「蒸し鶏のピリ辛ソース・コチュジャンエビ・麻婆豆腐」という豪華なメニューだった。現在までに約400件以上のランチ記録がアップされている。

投稿主はアパートの管理事務所に勤務する職員だという。「食費は1食あたり3000ウォンで統一し、スタッフ皆で分担しています」と語る。飲食業の経験はなく、「コンビニでのアルバイトしかしたことがない」というが、料理を楽しみながらインターネットを参考にメニューを考えているという。

メニューはキムパプ(韓国風のり巻き)などの軽食から、カルビチム(韓国風スペアリブ煮込み)、東坡肉(トンポーロー)(中華風角煮)といった本格料理まで多岐にわたる。特別な日にはスタッフのリクエストメニューも提供しているとのことだ。

投稿主は「食材をまとめて購入してコストを抑え、食費は月単位で精算しています」と語る。米はアパートから提供を受け、キムチは別途の費用で購入、調味料や食材は大量購入で「コスパ」を最大化しているという。

また、食器洗いは投稿主以外のスタッフが交代で担当し、休暇時には補助スタッフが代行するなど、明確な運営ルールを設けて安定的に継続している。

「1食だけで3000ウォン以内に抑えるのは難しいですが、月単位で管理すれば十分可能です」と投稿主は語った。

このシリーズを見たネットユーザーからは「職場を間違えたのかも…羨ましい」「お店を出したら絶対に流行る」「自分の職場でもやってみたい」「1万ウォン払うから体験させて」「ランチ代が高い今、素晴らしいアイデアだ」など、好意的な反応が相次いでいる。

(c)NEWSIS

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