水温上昇の影響で韓国ではイカの漁獲量が減り、価格が急騰している。大型スーパーは外国産や冷凍を増やすなどして価格の安定に努めている。
韓国物価協会が発表した11月の物価動向によると、韓国産イカは1匹当たり1万1950ウォン(1ウォン=約0.114円)で取り引きされた。前月の8410ウォンより42.1%上がった。
国内産冷凍イカも前月の5190ウォンより9.2%高い5670ウォンで取引された。
協会側は「生産量の急減でナマもののイカの入荷が減少した。全般的な供給量の不足で取引は冷凍品中心になっている」と説明した。
漁獲量急減は水温上昇の影響とみられている。大型スーパーの関係者は「今年10月以後、近海でイカ漁場が形成されず、魚況の不振が続いている」と話した。
ナマもののイカの価格上昇は来年初めまで続く見通しだ。
イーマートは価格安定のため、海洋水産省と今月1~7日まで国産の解凍イカを割引販売した。また、国産に代えてアルゼンチン産の備蓄も進めている。
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