2025 年 5月 22日 (木)
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韓国・深夜バスで騒動・逆ギレ酔客なのに…警察が消極対応「あとで告訴してください」

JTBC「事件班長」(c)news1

深夜のバス車内で騒ぎを起こした乗客が逆ギレし、バス運転手に脅迫まがいの発言を繰り返す事件が韓国で起きた。運転手は、通報で出動した警察官が「後で告訴してください」と言い、その場で十分な対応をしなかったことを批判している。

韓国JTBCの報道番組「事件班長」が13日に報じたところでは、11日午前2時ごろ、ソウル市内を走る深夜バスの50代の運転手と酒に酔った乗客の男が口論になった。

運転手はボディカメラを装着しており、当時も記録を残していた。男が乗車した後、運転手がドアを閉めるため「中に進んでください」と促したところ、男が突然「進むかどうかは俺が決める。なんでそんな不快なことを言うんだ」と怒りだし、「余計なことを言うな」と詰め寄った。

見かねた他の乗客が「余計なことを言ってるのはお前だ。いい加減にしろ」と止めに入ると、男は「証拠を録音している。名誉毀損で訴える」と脅した。運転手は「あなたがいると運転できないから降りてください」と警告。だが、男性は「料金は支払った」と言い張って居座った。

バスが何とか出発すると、今度は男性がつり革を持たずに立っていたため、運転手が「手すりを持ってください」と注意。すると男性は「“このオヤジ”とは何だ。録音してるぞ。最終的には土下座することになる」と再び脅した。

騒動は警察の到着で一段落したが、警察官は運転手と男の身元を記録し、「後で告訴してください」とだけ言って帰ってしまった。

運転手は「問題は訴訟うんぬんではなくバスを正常に運行することだった。暴行などの物理的な被害もない。なぜそのような対応をしたのか理解できない」と警察の対応を批判した。

インターネット上では「バス運転手は運転を担う責任者。乗客はその指示に従うべきだ」「私たちは『言葉には言葉で返す』という礼儀を忘れてしまったようだ」などの反応が相次いでいる。

(c)news1

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