韓国でサーフィン・水上スキーの事故が増え、10件中4件は頭・顔にけがをしたことがわかった。
韓国消費者院の消費者危害監視システム(CISS)に受け付けられた2020~2022年の水上レジャー関連安全事故は計166件に上る。内訳は、サーフボードが98件(59.0%)で最も多く、▽水上スキー16件(9.7%)▽ウェイクボード8件(4.8%)▽パドルボート7件(4.2%)▽バナナボート7件(4.2%)――が続いた。
サーフボードはサーフィン中に倒れボードにぶつかって負傷するタイプが79件(80.6%)を占め、水上スキーも転倒してけがをする事故が半分の8件(50.0%)だった。
けがを部位別に分析した結果、「頭や顔」が67件(40.4%)で最も多く、続いて▽尻・足34件(20.5%)▽腕・手28件(16.9%)▽首・肩11件(6.6%)▽胴体10件(6.0%)――の順だった。
症状別に見ると、裂傷が58件(34.9%)、骨折36件(21.7%)、打撲傷26件(15.7%)となっていた。
年齢が確認された157件を分析した結果、20代が70件(44.6%)で最も多かった。続いて30代42件(26.7%)、40代17件(10.8%)などの順だった。
消費者院関係者は「頭をぶつけた後、脳しんとうを起こすなど重傷を負う場合もあり格別の注意が必要だ」と呼び掛けている。
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