2025 年 2月 4日 (火)
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韓国・気象キャスターの女性、亡くなる3週間前のニュース映像に「手首バンド」

YouTubeのキャプチャ(c)news1

職場でのいじめを苦に自ら命を絶った韓国MBCの気象キャスター、オ・ヨアンナの生前のニュース映像から、彼女の手首に自傷の痕跡が見つかった。

MBCの気象ニュース映像によると、オ・ヨアンナは死亡する3週間前の2024年8月26日から29日にかけて、左腕の内側の手首にバンドを巻いた状態で気象ニュースに出演していた。その後、9月6日の最後の放送を終え、9月15日に亡くなった。手首のバンドは自傷行為の痕跡を覆おうとしていたものと考えられる。

オ・ヨアンナは亡くなる際、自身の携帯電話のメモ帳に原稿用紙17枚分、計2750字の遺書を残した。そこには同僚の気象キャスターからのいじめについて記されていたという。

MBC労働組合のカン・ミョンイル非常対策委員長は最近のYouTubeのライブ放送で「9月6日にも、一度自ら命を絶とうとした」と明かしたうえ「その際、顔に傷を負い、転倒して歯が欠けたと話していた。しかし、同僚のアナウンサーに番組の代行を頼み、1週間放送を休んだ後、9月15日に悲劇が起こった」と指摘した。

オ・ヨアンナは生前、家族に職場での苦しみを打ち明け、友人にも「職場がつらすぎて死にたい」と漏らしていた。彼女は精神科を10カ所以上訪れ、処方薬を受け取るほどの苦しい時間を過ごしていた。遺族は「顔が知られているタレントだから、病院を転々としながら睡眠薬を処方してもらっていたようだ」と語った。

また、遺族によると、9月6日にはオ・ヨアンナから電話があり、「橋から飛び降りようとしたが、通りすがりの高齢女性が髪をつかんで引き止め、警察に通報した」と話していたという。

(c)news1

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