韓国の学校暴力被害者の4割が自殺・自傷の衝動を経験したことがわかった。また、被害者の過半数は「学校暴力がうまく解決されなかった」と感じているという。校内暴力予防専門機関であるプルンナム財団が24日明らかにした。
同財団が昨年11月21日から今年1月19日まで、全国17市道在学生(小2~高2)8590人を対象に実態を調査した。
その結果、学校暴力被害により自殺・自傷衝動を経験したという応答率は39.9%だった。2021年26.8%、2022年38.8%で、この3年間、増加傾向を見せている。
学校暴力による苦痛程度は「苦しい」と答えた比率が64.1%で、2017年以来、最も高かった。また、校内暴力の被害生徒の52.2%は「校内暴力がうまく解決されなかった」と答え、48.8%は加害生徒から謝罪を受けられなかったという。
特にサイバー暴力が拡散し、苦痛が重くなるケースが頻繁にあった。
サイバー暴力を経験した被害学生集団の自殺・自傷衝動経験率は45.5%で、サイバー暴力を経験しなかった被害学生集団(34.0%)に比べて10ポイント以上高い。
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