
韓国のイ・ジェミョン(李在明)政権による初の光復節特別赦免の対象者に、野党「祖国革新党」の代表を務めたチョ・グク(曺国)元法相やチョ・ヒヨン元ソウル市教育監らが含まれることが分かった。財界からは、SKグループ系列企業の元経営者であるチェ・シヌォン氏(元SKネットワークス会長)も対象に含まれる。
赦免審査委員会は8月7日午後2時から、京畿道果川市の法務省庁舎で約3時間にわたり会議を開き、対象者を選定した。
チョ・グク氏は、子どもの大学入試不正と青瓦台による監察妨害の罪で起訴され、2024年12月に懲役2年の実刑判決が最高裁で確定している。
チョ・ヒヨン氏、不当に解雇された教員を特別採用するよう指示した罪で懲役1年6カ月、執行猶予2年の判決を受けている。
経済界から赦免対象に含まれたチェ・シヌォン氏は、個人のゴルフ場開発や家族・親族への虚偽給与支給、私的な増資費用支出、不振子会社への不正支援などの名目で、SKネットワークスやSKC、SKテレシスなど6社から総額2235億ウォンを横領・背任した罪で、2025年5月に懲役2年6カ月の刑が最高裁で確定している。
赦免に関しては、法相が特別赦免や特定人物の減刑・復権を大統領に上申する前に、赦免審査委員会の審査を経なければならないと赦免法で定められている。
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