
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は11月2日午後、自身のSNS(フェイスブック)に投稿し、中国の習近平国家主席との初の韓中首脳会談(同月1日)について「韓中関係を全面的に回復し、戦略的協力パートナーとして実利と共生の道を再び共に歩むという点で、非常に意義深い」と評価した。また「習主席からの招待の意向が示された以上、遠くない将来に中国を訪問し、両国がより近い隣国として発展することを期待する」と述べた。
イ・ジェミョン大統領は「韓中両国は社会制度やイデオロギーの違いを超えて、長きにわたって交流し信頼を築いてきた。これまで大小の困難もあったが、両国が築いてきた深い友情と歴史は揺るぎなく続いてきたと確信している」と強調した。
政治的信頼を強固にするため、両首脳は今後、高位級の意思疎通チャネルを定例化することで一致。人的・地方レベルでの交流も拡大し、友好的な関係をさらに深めていく方針を示した。また「『民生が何より重要』という共通認識をもとに、国民が実際に体感できる成果を挙げるため、さまざまな分野で具体的な協力策を準備していく」と述べた。
経済分野では、約70兆ウォン規模の通貨スワップ協定を通じて金融市場と貿易の安定性を高めるとともに、自由貿易協定(FTA)のサービス・投資分野の交渉を加速させ、制度的な経済協力の基盤を強化する方針だ。
さらに、シルバー産業、革新系スタートアップ、農産物貿易、メディア交流の拡大、そしてボイスフィッシングのような国境を越えた犯罪への対応でも積極的に協力していくことを両首脳は合意した。
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