
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が3泊4日の中国国賓訪問日程を終えて帰国した。今回の訪中を通じて、韓流制限令(限韓令)や黄海の構造物問題解決の糸口を見出し、両国関係を全面的に回復するきっかけを作ったという評価を受けている。イ・ジェミョン大統領は8日に首席補佐官会議を主宰し、国政に復帰する。
青瓦台によると、イ・ジェミョン氏は7日午後9時37分ころ韓国の城南空港に到着した。4日に出国してから3日ぶりとなる。空港には共に民主党のチョン・チョンレ代表、ユン・ホジュン(尹昊重)行政安全相、カン・フンシク(姜勲植)大統領秘書室長が出迎えた。
イ・ジェミョン氏は3泊4日間、中国に滞在し、習近平中国国家主席との韓中首脳会談や、中国の権力序列2位・3位との連続会談など、息つく暇もない外交日程をこなした。
6日の習主席との会談は、1時間の予定が90分に延長され、国賓晩餐へと続いた。
首脳会談では両国間の懸案解決に向けて意見が交わされた。特にイ・ジェミョン氏は、今年4月に予定されている米中首脳会談を前に、朝鮮半島問題における中国の仲裁役を要請した。段階的な北朝鮮の非核化についても中国側の共感を得ることに成功した。
その後、中国経済の象徴である上海に移動したイ・ジェミョン氏は、次期国家主席候補ともささやかれる上海市トップの陳吉寧・中国共産党委書記と晩餐を共にした。上海党委書記は中国権力中枢の核心とされる要職だ。
イ・ジェミョン氏は上海で、大韓民国臨時政府上海庁舎の100周年記念式典に出席し、独立運動の歴史的意義と重要性を改めて強調し、中国に居住する独立有功者の子孫たちと会って感謝の意を伝えた。
また、韓中間の経済協力に向けた動きも加速させた。イ・ジェミョン氏は北京で開催された「韓中ビジネスフォーラム」に出席し、韓中の経済人らと面会した。青瓦台は、このフォーラムに参加した韓中企業間で32件の覚書(MOU)が締結される予定だと明らかにした。
さらに上海では「韓中ベンチャースタートアップサミット」にも出席し、「大韓民国政府は国境という壁なく、思いきり挑戦し夢を実現できるベンチャースタートアップ生態系を作るために最善を尽くす」と述べた。
イ・ジェミョン氏は今月、訪日し、高市早苗首相と会談する予定だ。「日中対立」が激化する中、イ・ジェミョン氏の実用外交が試されるという見方が出ている。
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