
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が、就任100日目ではなく30日目にあたる7月初旬に記者会見を開く方向で検討している。大統領室は記者団との質疑応答を含むブリーフィングの生中継を24日から始め、国民との双方向的な意思疎通を強化する方針を示した。
大統領室のカン・ユジョン報道官は大統領室で開いた記者会見で「今日から記者との質疑応答をKTVを通じて生中継する」と明らかにした。これにより、ブリーフィングルームにはカメラが4台増設され、記者の質問と報道官の回答が交互に映し出される形式が採用された。
この決定は、イ・ジェミョン大統領の「国民との対話と傾聴を最優先とする国政哲学」に基づいたものであり、SNS上で国民から寄せられた意見を参考にした結果だとされる。イ・ジェミョン大統領は「コメントで偶然見た提案に意味があると判断し、実行に移した」と投稿している。
さらに、大統領室はこれまで「大統領室関係者」として匿名で伝えられていた非公開質疑(バックブリーフィング)についても、今後は実名での回答を可能にすると明らかにした。カン報道官は「今後は報道官や秘書室長、主席秘書官が出席しても、実名での発言が認められる」と述べた。
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