
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は11日午後2時30分から第35回臨時閣議を主宰し、光復節(8月15日)に合わせた特別赦免・特別減刑・特別復権および特別減免措置の可否を決定する。議題は一般案件1件のみで、チョン・ソンホ(鄭成湖)法相が国務会議(閣議)を経た最終特赦名簿を発表する見通し。
政府は8月7日に赦免審査委員会を開き、イ・ジェミョン政権発足後初となる光復節特別赦免の対象として、「祖国革新党」のチョ・グク(曺国)前代表とその妻チョン・ギョンシム氏、国会議員だったユン・ミヒャン(尹美香)氏らを名簿に載せたことがわかった。
当初は12日の定例閣議で特別赦免の可否が決まる見通しだったが、政府は予定を1日前倒しし「ワンポイント」で特赦案件を処理する方針に転換した。大統領室関係者は、12日の閣議には一般案件が約60件あり討議案件も多く、イ・ジェミョン大統領が産業災害関連の報告も受ける予定であるため「実務的理由で前倒しした」と説明した。
ただ、刑期の半分も終えていない段階での赦免は進歩政権の「公正性」論争を呼びかねず、政治的波紋を早期に収束させる狙いもあるとみられる。
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