2025 年 2月 22日 (土)
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韓国・朴正熙大統領暗殺のKCIA部長、45年ぶりに再審決定…「捜査官の拷問」認定

(c)news1

韓国で1979年、当時のパク・チョンヒ(朴正熙)大統領を暗殺し、内乱目的殺人の罪で処刑された当時の中央情報部(KCIA)部長、キム・ジェギュ(金載圭)氏について、ソウル高裁は19日、再審を開始すると発表した。遺族の再審請求から5年、キム・ジェギュ氏の処刑から45年を経ての決定だ。

高裁は、当時の戒厳司令部合同捜査団の捜査官による暴行や拷問行為を問題視し、「記録によれば、捜査官たちはキム・ジェギュ氏に対して数日間にわたって殴打や電気拷問などの暴行・拷問行為をしたことが認められる。これは公務員が職務遂行中に容疑者に対して暴行・拷問をしたものであり、犯罪行為に該当する」と指摘した。

さらに「起訴のもとになった捜査に関与した司法警察官が、職務上の犯罪を犯したことが証明されたにもかかわらず、公訴時効の成立により処罰できない場合に該当する」として、再審開始の要件を満たしていると判断した。

キム・ジェギュ氏は1979年10月26日、パク・チョンヒ大統領とチャ・ジチョル(車智澈)大統領警護室長(当時)を射殺し、同年11月に起訴された。翌1980年5月に死刑が執行された。

遺族は2020年5月、「事件とキム・ジェギュ氏の評価を歴史的に見直す必要がある」としてソウル高裁に再審を請求していた。

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