韓国で中学生が低血糖で倒れた男性を救助するという出来事があり、ネット上で称賛の声が上がっている。
8月17日午後8時20分ごろ、大田(テジョン)市ワールドカップ競技場内のコンビニエンスストアで、商品購入のため並んでいた男性が突然ひざをついて倒れた。
列に並んでいた仁川市南洞区(インチョン・ナムドング)の中学3年、ソン・ミンジェさん(15歳)がすぐにその男性に近づき、肩を揺するなどして呼吸していることを確認、目に入った菓子を開け、男性の口に入れた。これにより男性は意識を回復することができた。
男性はソンさんに「普段から低血糖を患っている。暑さで脱水症状を起こし、意識を失ったようだ。ありがとう」と感謝したという。
ソンさんは「男性が倒れた際に『甘いものを口に入れてほしい』という声が聞こえたので、視界に入った菓子を口に入れた」という。「学校で学んだ応急処置の知識で、同じサッカー観戦者を助けることができた」と振り返った。
ソンさんは競技場であったK-リーグのサッカーの試合を観戦するため一人で競技場を訪れ、ハーフタイムにコンビニエンスストアに立ち寄っていた。
この話はオンラインコミュニティで広まり「中学生が人命を救った」「仁川のサッカーファンが大田のサッカーファンを助けた」といった反響が寄せられている。
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