韓国で旧正月連休期間(2月9~12日)、海外だけでなく国内旅行需要も増加したことがわかった。短い連休だが、祭祀の代わりに家族と一緒に旅行を楽しむための需要が増えたことによるものと分析される。
ロッテホテルの場合、ロッテホテル釜山(プサン)の旧正月連休の予約率は、昨年の旧正月連休に比べて15%ほど上昇した。
同期間、朝鮮(チョソン)ホテルもウェスティン朝鮮釜山、グランド朝鮮釜山、グランド朝鮮済州(チェジュ)の3カ所とも前年に比べ予約率が高いことがわかった。
これは新型コロナウイルスのエンデミックで連休期間中に旅行需要が復活したことが主な原因として指摘される。連休が比較的短いため、旅行需要が釜山・済州など国内と、短距離海外旅行に集中しているためだ。
朝鮮ホテルの関係者は「グランド朝鮮済州、ウェスティン朝鮮釜山の場合、約80%台の予約率を示しており、グランド朝鮮済州の予約率は14日時点で前年に比べて42%増加した。昨年に比べて予約率がどんどん上がっており、連休まで3週間ほど残っている状況を考えると満室になる可能性が高い」と話した。
海外旅行も日本・ベトナムなど短距離商品の割合が高いことがわかった。
キョウォンツアー旅行イージーが今年の旧正月連休期間の旅行予約データ(出発日基準)を分析した結果、短距離商品の予約割合は71%に達した。
全体の予約の中で日本が占める割合は20.8%で最も大きく、ベトナム(11.7%)、西欧(9.6%)、タイ(9.0%)、台湾(8.7%)などの順だった。
業界関係者は「先週KTXの前売りに続き今週SRT(Super Rapid Train)の前売りが終わり、海外旅行予約が締め切られれば済州・釜山などのホテル予約率がさらに上がるものと見られる。新型コロナウイルス感染エンデミックで旅行需要が増え連休が短いため、国内ホテルの予約率は昨年より増加する可能性がある」と話した。
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