旧正月(29日)の連休を前にした宅配物の急増を受け、深夜まで配送を続ける宅配労働者の現状を示すメッセージが韓国のオンラインコミュニティで公開され、同情を集めている。
複数のオンラインコミュニティで22日、「リアルタイムで疲弊している宅配労働者たち」と題する投稿が共有された。この中で宅配労働者のメッセージが公開された。
ある投稿者は「これからセンターで2回目の荷物を積み込んで出発します。配送完了は深夜2時ごろの見込みです。大幅に遅れること、ご理解をお願いします」という宅配労働者のメッセージを公開した。「深夜2時というのは現実の話なのか。私だけが気を使って『ゆっくりの配達でいいですよ』と伝えても、もはや意味がないのでは」と語った。
また、別のネットユーザーも宅配労働者のメッセージを共有している。そこには「旧正月の特需による物量急増のため、生鮮食品を除く当日配送は保証できません。深夜まで配送を続けなければならず、バッテリーを節約する必要があり、お電話はお断りします。本当に申し訳ありません」とあった。
ネットユーザーたちは「翌日でいいから無理しないでほしい」「メッセージを読んで心が痛む」「人を酷使するのはやめてほしい」「旧正月が終わるまで宅配便を頼まない」などの反応を示している。
こうした状況を受け、韓国国土交通省は、旧正月連休中の配送労働者の過労防止と円滑な配送を目的に、1月13日から2月7日までを「旧正月宅配特別管理期間」と定めた。この期間中、宅配業者は約5200人の追加人員を投入し、配送物量の処理を支援する。また、労働者の過労を防ぐため、連休の1~2日前から荷物の集荷を制限し、労働者に休息を保障する措置も講じる。
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