韓国で旧正月連休が始まり、各地のゴミ処理施設で作業員が選別作業に追われている。
光州(クァンジュ)市北区月出洞(ウォルチュルドン)の施設では、この時期に増加する廃スチロールの処理が進められていた。贈答品の包装材であるスチロールが最大高さ3~4メートルまで積み上がり、重機で移動させている。魚の運搬箱などは悪臭を放ち、作業環境は厳しい状況だ。
スチロールをレールに乗せるためにはラベルやテープを取り除く必要があり、外国人作業員5人が休む間もなく作業を続けた。また、損傷したスチロール片が機械を破損させる恐れがあるため、取り除く作業も欠かせない。
北区の通常処理量は33トンだが、名節の時期には最大40トンに増加する。同区と契約する廃棄物処理業者の代表は「特にワンルームや戸建て住宅エリアでの廃棄物分別が不十分だ」と指摘。作業効率を上げるため分別排出の重要性を強調した。
作業員たちは割れた瓶やガラス片でけがをするのを防ぐために手袋を三重に着用している。それでも完全にけがを防ぐのは難しいという。今回の名節は廃棄物量が例年より少なかったが、業者はゴミ出しの際に分別を徹底するよう求めている。
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