2024 年 11月 28日 (木)
ホーム経済IT/メタバース韓国・旧正月「再放送テレビ番組」にうんざりならVRでコンサート

韓国・旧正月「再放送テレビ番組」にうんざりならVRでコンサート

VRコンサート「For NEVERLAND」 (c)NEWSIS

「スペシャル」「特選」。韓国で毎年、祝日連休のたびにテレビ番組につく修飾語だ。ネットフリックス・ディズニープラスなどオンライン動画サービス(OTT)のオリジナルコンテンツが大勢であるこんにちも、祝日になるとテレビ編成表には季節外れの再放送プログラムがあふれている。

視聴者の“お茶の間”離れは加速している。過去の視聴率60%を超えた人気テレビ番組も昔話になった。最近は仮想現実技術を活用した映画、ゲーム、公演など、新しく、多様なコンテンツが人気を集め、消費者選択の幅が広くなった。

市場調査会社「スタティスター」によると、グローバルVR(仮想現実)・AR(増強現実)市場規模は2021年に約36兆6000億ウォン(1ウォン=約0.1円)から2024年には354兆1000億ウォンへと10倍近く成長すると予想される。特にVRヘッドセットを通じて、いつでもどこでも手軽に楽しめるコンテンツが脚光を浴びている。

これに対し、エンターテインメント業界がいち早くVRコンサート市場に加勢した。利用者は有名アーティストの公演を場所・費用の制約なしに楽しむことができるようになった。好きなスターが目の前に一歩ずつ近づいてくるような鮮烈な姿を部屋の中で見られるようになったのだ。

グローバルVR企業「ピコ」は最近、韓国の女性グループ「(G)I-DLE(ジー・アイドゥル)」初のVRコンサート「For NEVERLAND」を公開した。メーンフィルム(60分)とメイキング映像(5分)を含む計65分で構成されたVRコンサートでは、昨年10月に公開された同グループのニューアルバムの曲を含む10の代表曲を見ることができる。

「ピコ」ヘッドセットを使ってVRコンサートを視聴する観客は、180度の実写撮影と180度のインタラクティブ区域を合わせた360度視野角を通じてコンサートを観覧することができる。また、ヘッドセットで表情絵文字を押したり、コントローラーでペンライトを振ったりできるなど、インタラクティブな経験が可能だ。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular