179人の命を奪った韓国・済州航空機事故から3日目の31日、務安国際空港付近の空に「虹が現れた」との報告が寄せられた。
この日、ネットユーザーの1人が自身のSNSに「務安国際空港方面の空に虹の道が開かれた」と約1分間の動画を投稿した。
動画には、投稿者が車で移動中に撮影した光景が収められている。それによると、務安国際空港方向の空に、雲を突き抜けるように1本の光の帯が垂直に伸びており、遠くからでもはっきりと見える美しい虹色だったという。
投稿者は31日午後4時40分ごろ、全羅南道羅州から莞島に向かう途中でこの光景を目撃したといい、「空に垂直に伸びる虹を見て『珍しいな』と思った。あまりに美しく見とれていたが、途中で務安空港の方向であることに気づき、撮影を始めた。突然の事故で命を落とされた犠牲者たちが天に昇っていくように見えた。あまりに美しい虹の色だった」と述べた。
この投稿に対して、ネットユーザーらは「虹の道をたどって天に昇っていくようだ」「天も亡くなられた方々が行く道を開いてくれたようだ。本当に胸が詰まる」「私も昨日、務安の方で虹を見た。残された家族に『大丈夫だよ』と伝えているようで心が痛む」といったコメントを寄せ、涙を誘った。
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