2024 年 11月 27日 (水)
ホーム経済流通韓国・新車も小さく燃費よく…景気低迷受け、実利型・不況型続々

韓国・新車も小さく燃費よく…景気低迷受け、実利型・不況型続々

起亜「The 2024 ニロプラス」(起亜提供)(c)news1

景気低迷が長期化するとの見通しが出る中、実利型の小型ハイブリッドSUV(スポーツ用多目的車)や不況型の小型貨物車の発売が続いている。高金利・原油高による自動車市場の低迷を克服するための戦略とみられる。

現代自動車は今年初の車として小型SUVコナの新型モデル「ジ・オール・ニュー・コナ」を先月発売した。コナは現代自動車の代表的な小型SUVだが、昨年の販売台数は8388台で6位にとどまった。現代自動車は5年ぶりのフルチェンジモデルで市場シェアを拡大していく方針だ。

起亜自動車も今月、小型SUVのニロとニロプラスの年式変更モデルを今年初の車として打ち出した。ニロは昨年2万9104台が売れ、国内2位を記録。1位は昨年7月発売された起亜自動車のセルトスで昨年の販売台数は4万2983台だった。

韓国GMは第1四半期に「シボレートラックスクロスオーバー」を発売する予定だ。第2四半期(4~6月)内には富平・昌原・保寧工場の生産能力を年間50万台水準に強化する方針だ。

ルノーコリアは昨年10月末、「XM3E-Tech(テック)ハイブリッド」を発売した。時速50㎞以下の都心区間で最大75%まで電気自動車モード走行できる。都心17.4㎞、高速道路16.6㎞と燃費の良さが特徴だ。

また、ルノーコリアは2人乗り小型貨物車モデル「QM6クエスト」を来月発売する。1列目の運転席と助手席を除くすべての室内空間が積載空間として使える。

QM6クエストはLPG小型貨物車に分類され、最大900万ウォンの補助金がある。また、自動車税も貨物車の安い税率が適用される。ルノーコリアは従来のトラック型業務用車両が大きすぎると感じている人の需要を期待している。

大林(テリム)大学自動車学科のキム・ピルス教授は「庶民が車を購入するのが難しくなる状況で、SUVは成功する可能性が高い。景気が厳しくなるほど商用車が多く売れる。小型貨物車SUV発売は売り上げ拡大につながる戦略だ」と解説した。

(c)news1

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