韓国の大田(テジョン)で2カ月前、小学校教師が保護者のクレームを苦にして自殺した問題に関連し、加害者とされる保護者と子どもが、以前住んでいた大田市内の地域とは別の地域で目撃され、住民たちに動揺が広がっている。
大田のある地区のオンラインコミュニティに4日、「小学校・殺人者一家」という投稿があった。
投稿者は「昨日転校してきた。塾は1週間前から通っていた。子どものお母さんが塾にたい焼きを買ってきて、みんなで食べろと言ったんだって。すごい。人を殺しておいて、自分の子どもは大切なのか」と怒った。
さらに「私は月曜日に学校に電話するつもりだ。塾も状況を知らなければならないようなので電話するつもりだ」と続けた。
他の住民たちも感情的になっている。「私も学校に抗議電話する」「校長室に苦情を入れる」「なぜよりによって私の町なのか。子どもたちも先生も心配だ」「垂れ幕をかけて闘争しよう」といったコメントが続いた。
大田では9月、小学校の40代教師が保護者の悪質な苦情に苦しみ、自殺したことが大きな話題になった。
教師は2020年に児童虐待で告訴され、嫌疑なしとされたが、勤務地が変わってもトラウマを訴えていたという。
自殺のニュースが伝わると、加害者とされる親子に怒りが向けられ、個人情報がさらされるなどしていた。
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