韓国で最近、教師の相次ぐ自殺に波紋が広がっている中、全国教職員労働組合(全教組)が5日に発表した「2023教師職務関連心健康実態調査結果」で自殺を考えた教師の比率が教師以外の一般人より高いことがわかった。
調査は全教組と緑病院が先月16~23日に実施。幼小中高や特殊・相談・保健・栄養・司書教諭3505人が回答した。中でも中学教師(40.7%)と小学教師(32.5%)が多かった。
対象のうち「自殺を考えたことがある」という回答は16%で、4.5%は「具体的な計画を立てたことがある」と答えた。
疾病管理庁の国民健康栄養調査では、一般人で自殺考えたことがあるのは3~7%で、計画を立てるところまで追い込まれた人は0.5~2%だったという。
また、調査対象の教師の38.3%が「ひどいうつ症状」を示し、「軽度のうつ症状」も24.9%に上った。
全教組は5日の記者会見で「政府は重大災害状況に置かれた50万人の教師を放置してはならない。実効性のある対策を1日も早く立ててほしい」と話した。
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