2025 年 7月 21日 (月)
ホーム社会韓国・擁壁崩壊で車を直撃…市民通報も行政動かず、40代男性死亡

韓国・擁壁崩壊で車を直撃…市民通報も行政動かず、40代男性死亡

16日、京畿道烏山市で崩壊した高さ10メートルの擁壁が乗用車を直撃した瞬間=オンラインコミュニティ(c)news1

韓国京畿道烏山市で7月16日午後、高さ10メートルの擁壁が突然崩れ、走行中の乗用車を直撃。40代のドライバーが死亡する事故が発生した。事故の直前には「崩壊の危険がある」との市民からの通報もあったことが明らかになり、行政の対応に批判が集まっている。

韓国の複数のオンラインコミュニティに17日、事故の瞬間を捉えたドライブレコーダー映像が拡散された。映像によると、事故は烏山市のある交差点付近の高架下道路で発生。乗用車がトラックの後ろを走行していたところ、突然擁壁が「堤防が決壊するかのように」崩れ、コンクリートと土砂、レンガが一斉に車を飲み込んだ。

16日、京畿道烏山市で崩壊した高さ10メートルの擁壁が乗用車を直撃した瞬間=オンラインコミュニティ(c)news1

さらに、崩壊した擁壁の上に設置されていた巨大な鉄製構造物も落下し、事故車両の後ろを走っていた車の前部を直撃した。この車のドライバーは自力で脱出したという。

現場に出動した消防当局は重機4台を投入して救助作業を実施し、午後8時50分ごろに心肺停止状態の男性を車内で発見。しかし完全な救助にはさらに1時間を要し、午後10時ごろに病院へ搬送されたが、死亡が確認された。

(c)news1

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