2025 年 10月 24日 (金)
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韓国・慶州APECの来賓を迎えるのは「韓国型自動運転シャトル」

Aタイプ自動運転シャトルバス(KGM C090)と普門団地循環路線(c)KOREA WAVE

韓国国土交通省と韓国交通安全公団は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の期間中、行事が開催される慶州(キョンジュ)の普門(ポムン)観光団地一帯で自動運転シャトルバスを運行する。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のチュ・ムンジョン記者の取材によると、この自動運転シャトルは、起亜・KGMなど韓国を代表する完成車メーカーのハードウェアに、自動運転専門企業「オートノマスA2Z(Autonomous A2Z)」のソフトウェアを組み合わせた「K-自動運転」モデル。国産化率90%以上を達成した純国産の自動運転技術を世界の舞台で披露する機会になる。

自動運転シャトルは、普門団地循環型と慶州ファベクコンベンションセンター(HICO)循環型の2つの路線で、いずれも9月10日から、一般市民向けに運行している。

ただ、APEC主要会議が開催される10月26日から11月1日の間は普門団地への立ち入りが制限されるため、一般市民の乗車は制限され、首脳会議の出席者や代表団などAPECの公式参加者のみを対象に運行される。本会議終了後の11月2日からは再び一般市民向け運行が再開される。

一般市民は、APEC主要会議の前後に、慶州交通情報センターの自動運転予約ウェブサイトや停留所に設置されたQRコードをスキャンし、当日予約を通じて無料で乗車できる。予約乗客以外にも、現地の停留所から自由に利用することが可能だ。

国土交通省は今回の運行に先立ち、運行区間内の危険要素を事前に点検し、自動運転車事故調査委員会や警察庁など関係機関と合同で緊急対応体制を構築した。

特に、自動運転シャトル製造業者を対象に事故発生時の緊急対応マニュアルを配布し、車両の作動状態を点検する一方、行事期間中に事故が発生した場合に即時対応できるよう、現地待機などすべての安全対策を実施する。

同省自動運転政策課のイム・ウォルシ課長は「今回のAPEC期間中の自動運転シャトル運行は、我が国の自動運転技術力と産業競争力を国際社会に示す契機となるだろう。K-自動運転が世界各国から訪れた方々の足となれるよう、安全と利便性の確保に万全を期す」と述べた。

(c)KOREA WAVE

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