2025 年 12月 2日 (火)
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韓国・平沢市、生態公園で「リサイクル品収集」ロボットを運用

平沢市ペダリ生態公園のリサイクル品収集ロボット「ジェロ」=平沢市(c)KOREA WAVE

韓国・平沢市は12月1日、ペダリ生態公園で自律走行技術を活用した人工知能(AI)自律走行収集ロボット「ジェロ(JERO)」の運用を開始すると発表した。「ジェロ」は「資源ごみ収集ロボット」の略で、ごみゼロ、カーボンニュートラル実現という市の意志が込められている。

メガ・ニュース(MEGA News)のシン・ヨンビン記者の取材によると、この事業は韓国国土交通省の公募事業である「小規模スマートシティ造成事業」のスマートサービスの一環として企画されたもの。市民が公園内で発生する資源ごみをより便利に排出し、資源循環に参加できるようにすることを目的としている。

ジェロ3台は、ペダリ生態公園の「水の広場」と「光の広場」周辺に設置された7つの呼び出し用QRコード設置エリアと充電ステーションを中心に運用される。

市民が公園内に設置されたQRコードをスキャンしてロボットを呼び出すと、ロボットがその場所まで移動して、透明ペットボトルなどの資源ごみを収集する。

運用時間は機能により二部に分けられており、午前10時から午後5時までは資源ごみを収集し、午後6時から9時までは公園内の指定ルートを巡回し、市民の安全を守る「スマートパークマネージャー」としての役割を果たす。

市は、市民の安全と公園環境の保護を最優先に考慮した。ロボットにはAIベースの物体認識センサーと非常停止装置が搭載されており、歩行者や障害物を検知すると即座に停止または回避する。歩行者の安全のため、速度は時速5km以下に制限されている。

市の関係者は「先端技術を活用し、市民が日常生活の中でスマートシティサービスを体感できる。今後もカーボンニュートラル実現と安全な都市環境の整備のために、市民が体感できる革新的な事業を発掘していく」と語った。

(c)KOREA WAVE

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