
韓国では、秋夕(チュソク)などの名節シーズン、家族・親戚からの「小言」が就職準備生の心に重くのしかかっている。Z世代(1990年代半ばから2010年代前半の生まれ)の就活生が選んだ「名節で聞きたくない言葉」第1位はやはり「就職はいつするの?」だった。
韓国の採用プラットフォームキャッチ(Catch)がZ世代の求職者1925人を対象に実施した調査(2025年10月4日発表)によると、最も聞きたくない名節の小言1位は「就職はいつするの?」(38%)だった。
2位は「少し太ったんじゃない?」(16%)、3位は「○○さんはもう就職したらしいよ」(14%)。このほかにも、「卒業はいつするの?」(9%)、「その学科は就職に強いの?」(8%)、「もう少し条件を下げたら?」(8%)、「公務員試験を受けてみたら?」(5%)など、上位の多くが進路や就職に関する発言だった。
一方で、就職準備生が「名節に一番聞きたい言葉」として挙げたのは、「就職準備で苦労しているね」(22%)だった。続いて「あなたの選択を尊重するよ」(16%)、「連休中はゆっくり休んで」(15%)、「焦らず準備してね」(12%)、「きっとうまくいくよ」(11%)、「今のままでも十分頑張っているよ」(10%)、「健康に気をつけて」(6%)、「辛いことがあればいつでも話して」(5%)が挙がった。
キャッチ運営会社「進学社」のキム・ジョンヒョン本部長は「今年は秋夕の連休が長く、家族との集まりが増えた分、就職準備生が感じる“名節ストレス”も大きくなっている」とし、「特に親世代と子ども世代とでは、就職で重視する価値観が大きく異なるため、互いを理解し尊重する対話が必要だ」と強調した。
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