2025 年 9月 24日 (水)
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韓国・小学生の「いじめ被害」過去最多…全体の被害率も4年連続増加

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韓国で2025年に実施された学校暴力実態調査によると、小学生のいじめ被害率が5%に達し、2013年の調査開始以来最高値を記録した。小・中・高校生全体の被害率も4年連続で増加しており、政府の対策が現場で効果を発揮していないとの批判が出ている。

教育省が9月16日に公表した調査結果では、「いじめを受けた」と答えた生徒は全体の2.5%で、前年より0.4ポイント上昇した。2025年4~5月に全国の小学校4年~高校3年までの生徒397万人のうち、82.2%にあたる326万人がオンラインで回答した。

コロナ禍で一時的に大幅減少したものの、2021年以降は毎年増加傾向にあり、2021年1.1%、2022年1.7%、2023年1.9%、2024年2.1%と上昇。今年は過去最高を更新した。特に小学生は5.0%と突出して高く、2013年の3.8%を超えた。中学生は2.1%、高校生は0.7%でいずれも上昇した。

被害の内容(複数回答)では言葉の暴力が39%で最多。次いで集団いじめ16.4%、身体的暴力14.6%が続いた。サイバーいじめ(7.4%)、性暴力(5.9%)、強要(5.8%)は比較的少数だが、集団いじめとサイバーいじめは前年より増加した。一方、言葉の暴力と身体的暴力はやや減少した。

いじめを「目撃した」と答えた生徒は6.1%で前年より1.1ポイント増。SNSを通じた集団いじめなどを目撃するケースが増えたとみられる。小学生での目撃率は10.2%、中学生6.1%、高校生2.2%とすべての学年で増加した。

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