韓国で私設救急車の運転手が応急患者を搬送するため訪れた際、禁煙区域で喫煙したうえ、大量の吸い殻を路上に投棄したと、韓国JTBCの番組「事件班長」が22日に報じた。
この事態が発生したのはソウル市中区(チュング)の建物付近。管理人の男性が21日の出勤時、建物の駐車場入り口を塞いでいた私設救急車に気づいたという。近くで応急救護士と思われる男性が喫煙していた。
管理人がクラクションを鳴らして注意すると、男性は「隣の建物へ救急患者を迎えに来た。車を動かそうか」と尋ねた。管理人は「他の場所に駐車してほしい。それにここは禁煙区域なので喫煙を控えるべきだ」と伝えたという。
その後、管理人が現場を再確認すると、大量の吸い殻が散乱していた。防犯カメラには運転席のドアを開けた男性が吸い殻を次々と地面に投げ捨てる様子が映っていた。
管理人は救急車に記載された連絡先に電話し、吸い殻の撤去を求めたが、対応者は「申し訳ない。運転手に伝える」と述べただけで何の対応もなされなかったという。
地元の区庁は男性に20万ウォン(約2万2000円)の過料を科す方針という。
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