韓国で女性小学校教師の過半数が教壇を離れたいという意向を持っていることがわかった。特に教職の経歴が短いほどその傾向が強いという。韓国教育開発院の研究が2021年と2022年、小学校教師2803人に実施した調査で判明した。
それによると、「定年まで教職に在職すると予想するか」という質問に「はい」と答えた小学校教師は2021年の62.5%から1年で52.6%に急減。「定年まで在職する意向がない」という教師が1年で37.5%から42.5%に急増した。
5年未満と経歴の短い教師では「定年まで在職する意向がない」という回答が39.7%から48.6%に増えた。特にこの傾向は女性教師に顕著で2021年の40.5%から2022年は50.1%に急増。男性教師は30.3%から2ポイント増の32.3%だった。
研究陣は、若い女性教師ほど教職を離れたい意向が強まっている背景には、低い職務満足度やバーンアウト(燃え尽き)があるとみている。
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