ソウル市瑞草区(ソチョグ)の小学校教師で先月、自殺した事件に絡み、この教師が巻き込まれていた「鉛筆事件」の加害児童の保護者が現職警察官だという指摘が注目を集めている。遺族側の弁護士はnews1の取材に「鉛筆事件当日、保護者と教師が2回通話した事実を確認した」と明らかにした。
鉛筆事件とは先月12日、ある児童が自分のかばんを鉛筆で突こうとする児童の額に傷を追わせたことを指す。教師は生前、この事件と関連して保護者のパワハラに苦しめられ、心理的負担を感じたという。
遺族側によると、事件当日の午後3時半ごろ、加害児童の母親が教師に2回電話をかけた。同午後9時ごろにも「悔しい。事実関係を確認してほしい」という携帯メールを送った。翌日、加害児童の父親も学校を訪ね、教師と面談した。
ただ、保護者が先に教師に連絡したのか、教師が先に保護者に連絡したのかは確認がさらに必要な部分だ。警察は、教師が先に保護者に連絡したと見ている。
鉛筆事件の加害児童の母親は警察官、父親は検察捜査官だという。代理人弁護士は「(警察官であることを認知した)教師は大変な圧迫とストレスを受けただろう」と述べた。
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