安全点検が義務付けられていない韓国の無人キッズカフェの類似施設で、小学生が木片で足の裏を負傷する事故が起きた。
大邱市寿城区(スソング)などによると、6月15日に小学1年の児童が保護者と一緒に区内のカフェを訪れ、床から突き出た6センチほどの木片で足の裏に5センチほどの切り傷を負った。病院で足の裏に刺さった木片を取り除いたが、現在も経過観察中だという。
このような「キッズプール」と呼ばれる無人のキッズカフェ類似施設は事業者が申告さえすれば営業できる「空間貸与業」に分類され、法の死角に置かれている。
児童の保護者は施設の管理者に事故を知らせたが「払い戻しによって道義的な責任は全うした。これ以上は対応しないので必要なら法的措置を取ってください」と通告されたという。
保護者は「民事訴訟しか問題解決の方法がない。法整備が必要だ」と指摘。寿城区の関係者は「似たような苦情が多いが、規制する法令がなく、区庁レベルでできることがないのが実情だ」と説明している。
行政安全省の同省関係者は「地方自治体と専門家、空間貸与業所の運営者の意見を聞いている。7月初めまでに大まかな対策を発表できるよう努力している」と明らかにした。
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