韓国で妊娠を準備している女性10人に2人は流産経験と過体重などの理由で不妊を経験したことがわかった。
仁済(インジェ)大学一山白(イルサンペク)病院産婦人科のハン・ジョンヨル教授チームによると、ソウル市が推進した妊娠準備支援事業に参加した女性(20~45歳)2274人のデータを分析した結果、19.48%(443人)が不妊経験があったという。
不妊は一次性と二次性に分けられるが、一次性不妊(原発性不妊)は正常な性生活でも一度も妊娠できない場合をいう。二次性不妊(続発性不妊)は妊娠中絶や自然流産など、少なくとも一度以上妊娠したが、その後、妊娠がうまくいかない状態を指す。
今回の調査での443人のうち、一次性不妊が72.2%(320人)、二次性不妊が27.8%(123人)だった。不妊を招く原因としては妊娠中絶と過体重が挙げられた。
研究チームによると、妊娠中絶の経験がある女性は、そうでない女性より不妊リスクが4.1倍高く、過体重の女性も過体重ではない女性より不妊リスクが1.56倍高かった。
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