
ソウル市内の路上で、新車を購入した女性が「安全祈願」のためと称して車に酒をかけ、干物を投げる行為を行った様子がネット上に公開され、激しい非難の声が相次いでいる。行為は通行車両を妨害し、交通事故の危険も招くもので、道路交通法違反の可能性も指摘されている。
韓国の中古車情報コミュニティ「ボベドリーム」に10月21日、この騒動を収めた動画が投稿された。投稿者の会社員は「祈願をするなら自宅前の駐車場や誰もいない空き地でやればいいのに、わざわざ車が行き交う路地でやっていた」と呆れた様子で記した。
動画には、黄色の上着を着た女性が路上の中央に立ち、自身の車であるジェネシス「GV70」に酒をかける様子が映されていた。女性は通行中の車両を意に介さず、道路上で北の海産物「干しスケトウダラ」を車両に向けて投げる場面もあった。干物は走行中のタクシーに当たりかけるほどの至近距離で、交通事故につながりかねない危険な行為だった。

この投稿に対しネット上では「事故を起こさせようとしているようにしか見えない」「事故を防ぐどころか、廃車が早まるのでは」といった厳しいコメントが相次いだ。
韓国警察の関係者によると、このような行為は道路交通法第68条に定められた「通行妨害行為」に該当し、10万ウォン以下の罰金や拘留の対象となる可能性がある。また、道路上で物を投げたり車の進行を妨げたりする行為は、同法第46条に基づく「安全運転義務違反」となり、違反点数や罰金が科される場合もあるという。
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