2024 年 12月 23日 (月)
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韓国・大型予備校やスター塾講師に税務調査…受験生「困惑」

ソウル市内のある塾で授業を受ける受験生(c)news1

韓国の税務当局が大型予備校やスター講師に対する税務調査に着手したことで、保護者や受験生の不安感が高まっている。修学能力試験(大学入学共通テスト)が130日余り後に迫っており、予備校や講師に対する税務調査で講義に支障が出るのではないかと心配しているのだ。

入試業界と税務当局によると、国税庁は6月28日、メガスタディ、鍾路学院、時代人材、ユーウェイなど予備校の税務調査に入り、翌29日にはメガスタディのスター講師であるヒョン・ウジン氏に対する税務調査を実施した。ヒョン氏だけでなく、高所得を得ている一部スター講師らも税務調査対象になったことがわかっている。

ある浪人生(20)は「不安だ。税金を少なく納めていたなら調査するのが正しいが、なぜよりによって今なのかという話も受験生の間から出ている」と話した。高校3年の生徒(18)は「高校3年生は学校の自習時間に安いインターネット講義を多用しており、税務調査で悪影響が出るのではないかと戸惑った」と明かした。

ヒョン氏の模擬試験講義は1シーズン当たり講義料6万3000ウォン(1ウォン=約0.1円)、教材費6万9000。模擬試験は6回あるから1回当たり2万2000に相当する。

メガスタディのソン・ジュウン会長は先月27日、KBS2TV「ザ・ライブ」に出演し「スター講師は多くの学生を教えているから収入が多いのであって、(受講料として)高額を受け取ったり、公正でない形で講義をしたりしているわけではない」と話した。

ある入試業界関係者はnews1の電話取材に「政府が税務調査に乗り出す状況において、コンサルティングや入試説明会を例年のようにできるかどうかわからない。塾には『税務調査を受けたのか』という保護者の電話が殺到している」と話している。

(c)news1

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