2026 年 4月 7日 (火)
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韓国・外貨防衛に影…ウォン安進行と外貨準備減少が示す脆弱性

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韓国ウォンの下落が止まらず、為替市場の不安が急速に高まっている。中東情勢の緊迫化を背景に、ウォン安は金融危機級の水準に迫り、外貨準備高の減少も重なって警戒感が強まっている。

ソウル外国為替市場によると、ウォン・ドル相場は一時1ドル=1530ウォン台を突破し、2000年代後半の世界金融危機以来のウォン安を記録した。3日の取引では1505ウォン台で取引を終えたものの、夜間取引では再び1510ウォン台になるなど、不安定な動きが続いている。

市場では、これまで心理的な上限とされてきた「1400ウォン台」を超え、現在は1500ウォン台が常態化しつつあるとの見方が広がっている。為替当局は市場介入などで防衛を試みたが、十分な効果は確認されていない。

こうした中、外貨準備高も大きく減少した。為替の安定を図るためのドル売り介入が続いた結果、減少幅は約1年ぶりの大きさとなり、対外的な防御力の低下が懸念されている。

背景には、米国とイランの対立激化という地政学リスクがある。トランプ大統領が対イランで強硬な姿勢を強めたことで、市場の不安心理が一段と高まり、発言一つで為替が大きく変動する状況となっている。

金融界では「戦争が収束しない限り、為替を安定させる有効な手段は限られる」との見方も出ている。一方で、1600ウォン台への下落については慎重な見方もある。

専門家は、過去の通貨危機と比較すると現在の下落率はまだ危機的水準ではないとしながらも、「問題はウォンの基礎的な価値が低下している点だ」と指摘し、韓国経済の体力低下の可能性に警鐘を鳴らしている。

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