
韓国政府は、病院の外来受診回数が極端に多い場合、患者の自己負担割合を大幅に引き上げる制度改正に乗り出す。過度な医療利用を抑え、健康保険財政の健全化を図る狙いだ。
保健福祉省は4月3日、「国民健康保険法施行令」の改正案を公表した。「医療ショッピング」と呼ばれる過剰受診を防ぐことが主な目的。
現行制度では、1年間の外来受診が365回を超えた場合、超過分について患者が医療費の90%を負担している。改正案ではこの基準を300回に引き下げ、年間300回を超えて受診した場合は大部分を自己負担とする。
一方で、やむを得ない事情がある患者については例外を設ける。具体的には、子どもや妊婦、重症疾患や希少難病の患者、重度障害者などが対象となる。
また政府は、受診回数をリアルタイムで把握するための管理システムを構築する。診療報酬明細を基に利用状況を常時確認し、過度な受診を未然に防ぐ仕組みで、健康保険審査評価院が運営を担う。
さらに、会社員の保険料負担を軽減する措置も盛り込まれた。企業が給与情報を届け出る期限を従来の3月10日から3月31日まで延長し、保険料の分割納付の条件も緩和する。これにより、急な追加負担を避けやすくする。
改正案は5月4日まで意見公募を受け付ける。リアルタイム管理システムは同年12月24日から、外来受診回数の新基準は2027年1月1日から適用される。
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