2024 年 11月 25日 (月)
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韓国・夏の最も暑い地域は「光州」か「大邱」か

大邱市中区の通りの様子(c)news1

韓国で夏の最も暑い地域として挙げられ、「テプリカ(大邱+アフリカ)」と呼ばれる大邱(テグ)より光州(クァンジュ)の体感気温が高いことがわかった。

光州研究院の「夏の猛暑による光州地域の影響や対応方向」によると、2020~2023年に光州で猛暑が発生した66日間の平均体感気温は36.2度だった。

一方、大邱の猛暑日数は126日で、光州の倍ほどあるが、体感気温は35.6度だった。

つまり、光州が大邱より体感気温が0.6度高く、より暑かったわけだ。

これは相対湿度の影響だ。猛暑発生日の相対湿度平均は光州80.5%、大邱66.7%で約14%の差があった。

同じ温度だとしても湿度が高いと体感気温が上がり、汗が蒸発せず、はるかに暑く感じられる。

実際、この20年間の夏の平均最高気温は、光州30度、大邱30.6度で、気温差はあまりない。

気象庁はこうした点を考慮し、2020年の猛暑特報発令基準を最高気温から体感温度に変えた。

基準変更後、光州と大邱の猛暑日数にも変化が生じた。

この20年間の平均猛暑日数は大邱30.8日、光州18.6日だった。しかし最近10年(2014~2023年)の猛暑日数は大邱は0.9日減少し、光州は3.4日増加した。

両地域間の平均猛暑日数の格差が14.3日から10日に縮まった。実際、光州地域の猛暑影響予報は2019年36件から2023年74件へと2倍になったりした。

地理的特性上、光州は西海岸と隣接しており、偏西風の影響を多く受ける。雨雲帯と低気圧が通過する回数が多く、内陸に位置した大邱より相対的に湿度が高い。このため、体感気温はさらに上がる状況にある。

(c)news1

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