
「ラーメンの聖地」と自負する亀尾市(韓国慶尚北道)で7~9日、「亀尾ラーメン祭り」を開催した。3日間で約35万人の来場者を記録し、販売されたラーメンは48万個(約3億6000万ウォン分)にのぼるなど、大成功のうちに幕を閉じた。
祭り会場では、透明なビニールバッグにラーメンを入れて持ち歩く来場者の姿も多く見られた。
来場者が多かったにもかかわらず、各ブースではQRコードを用いた注文システムが導入され、さらに10台のキオスク(自動注文端末)も設置されたことで、混雑を最小限に抑えることができた。
亀尾警察署は混雑による事故を防ぐために約140人の人員を現地に配置。群衆の密集度を高所から確認する「あしなが警察官」を各所に配置し、歩行動線の中央に安全フェンスを設置するなど、秩序ある会場運営が行われた。
また、会場内には「フレッシュゾーン」と名付けられたごみ分別ステーションが各所に設けられ、来場者が自ら残飯や使い捨て容器などを分別して捨てるよう促された。
ソウルから車で5時間かけて1泊2日で訪れた40歳の女性来場者は「ラーメン祭りが話題で電車を調べたけど、満席だったので妹と車で来た。ラーメンの種類も豊富でライブも無料で楽しめて本当に幸せ」と語った。
大邱から訪れた29歳の男性も「ラーメン祭りが有名だと聞いて来たが、構成もしっかりしていて、珍しいラーメンが味わえて楽しい」と語った。
亀尾市のキム・ジャンホ市長は「今年の亀尾ラーメンフェスティバルは、市民が楽しみ、地域経済を活性化させる都市型フェスのモデルを築いた。今後はラーメンを軸に産業・文化・観光を融合させ、世界に通用するKフードフェスへと育てていく」と抱負を語った。
(c)news1

